
○ご祭神 誉田別命・足仲彦命・息長媛命
○末社 多賀神社(伊邪那岐命)・金刀比羅神社(大物主神)・ 鹿島神社(武甕槌命)・和霊神社(山家公頼)・戎神社(事代主神)・五穀神社(稲倉魂神)・高良神社(高良明神)・松尾神社(松尾明神)・加佐茂理神社(大直日神)・上之川神社(大山積神外一座)・八ツ森神社など
○由緒
清和天皇の貞観元年(859)、宇佐八幡宮の神を山城の国(京都)に迎える途中、伊予岡の辺りが明るくなったのが沖から見えた。これは神のお告げがあるとして、畏みて宮殿を建立して奉斎したという。江戸時代は大洲藩祈願所として篤く崇敬された。嘉永2年(1849)に建てられた楼門、元禄7年(1694)の拝殿、本殿が現存している。境内には大小の古墳が多く、県指定文化財になっている。そのうちの大きなものを「月陵」といい、古代に当地方を治めた有力な豪族の墳墓であるとされている。神紋は「蛇の目」を用いている。
○鎮座地 伊予市上吾川 495番地
貴布禰神社(きふねじんじゃ)

○ご祭神 大山積神(おほやまつみのかみ)・別雷神(わけいかづちのかみ)・罔象女命(みずはのめのみこと)・たかおかみ神(たかおかみのかみ)
○例祭日 10月14・15日
○末社 塞之神社(八衢天神)・恵比須神社(大国主神外一座)・和霊神社(和霊大神)・真名井神社(多紀理毘売命外七座)・一宮神社(上筒男之神外二座)・金刀比羅神社(大物主神外一座)など
○由緒
和銅5年(712)8月、大三島宮より勧請したことに始まるとされ、神亀5年(728)9月国司越智玉純が勅を奉じて、山城国愛宕郡より貴船大明神を勧請して貴船神社と称した。神紋は「傍折敷角切縮三文字」。
○伊予郡松前町北黒田264番地
宇佐神社(うさじんじゃ)
○ご祭神 誉田別命・足仲彦命・息長媛命
○例祭日 10月14・15日
○末社 天神社(菅原道真公)・吾川神社(吾川ノ神)
○由緒
○鎮座地 伊予市下吾川666
天神社(てんじんじゃ)
○ご祭神 菅原道真公(すがはらのみちざねこう)
○例祭日 10月14・15日
○末社 淡嶋神社・八重垣神社・稲荷神社など
○由緒
菅原道真公が讃岐国司の折に立ち寄られた場所に、天慶5年9月国司河野伊予守安家が筑紫大宰府より勧請した。「朝日森天神社」とも称される。神紋は「梅鉢」。
○鎮座地 伊予郡松前町南黒田267―1
湊神社(みなとじんじゃ)
○ご祭神 事代主命(ことしろぬしのみこと)・菅原道真公(すがはらのみちざねこう)
○例祭日 10月14・15日
○末社 奈良原神社・綿津見神社
○由緒
享保14年8月24日に勧請し天神社と称した。
上筒男命、底筒男命、息長足姫命、豊玉姫命は宝暦4年4月勧請、戎神社と称したが、明治44年5月28日両神社を合祀して湊神社を改称した。
○鎮座地 伊予市湊町246